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冬の糠平 タウシュベツ川橋梁ときのこ氷とアイスバブル [おでかけ]

まあ、これ見に行ったようなもんです:-)
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いやね、GW明けに訪れていますが、どーしても冬の景色を見てみたいと、行ってきました。

GW明け:https://straycats.blog.ss-blog.jp/2019-06-06
らりほついで:https://straycats.blog.ss-blog.jp/2019-09-25

パノラマ写真
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#今回も4000pxlのサービス(クリックすると大きくなります)
快晴率の高い十勝地方。3日前はドカ雪でツアーも中止になったようですが、この日は快晴無風。でも氷点下10度ぐらい... でも、体を動かし続けている限りは、風が無いので寒くないのです:-)
#糠平にしては寒くないみたいだけど...

なお、6:45AMの帯広駅ですら
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この気温でした。

ちなみにツアーに参加しなくても、くつのままでもいけますが、その場合は、死を覚悟した方がよろしいです。糠平湖、炭酸ガスが出てます。これが、昨年大ブレークしたアイスバブルになるんですが、この時期、ガスが出ているところの氷が溶け始めて、もろくなり、昨日まで歩けていたところでも、スノーシューを付けていても踏み抜けるとのこと。
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今回も2日ぐらい前に踏み抜いたところを見せていただきました。
実際、ガイドの方も過去、首まで浸かったことがあるそうです。そうなると、引き上げるのは大変です。周りに人がいなければ無理。踏み抜く場所に大人数が入ったら、さらに被害が大きくなる可能性もあります。(ガイドの方はロープも持ってきています)
さらに、極寒なので、濡れたが最後、急激に体温を奪われます。
携帯の電波も届かないし、糠平まで救急車が着いて、そこから帯広の病院まで行くなんて時間を考えると、まあ、半日かかります。
なので、行きたい人は舐めて掛からない方が良いです。あの世に逝きたい人はいいかもしれませんが、迷惑です。

ということで、今回「も」
NPO ひがし大雪自然ガイドセンター
http://www.guidecentre.jp/index.html
https://twitter.com/shizen5
を利用しました。
人気のツアーで、通常だと1月下旬~2月中旬までが見頃のようですが、今年はここに来て寒波が来てくれたおかげで、3月上旬まで見れそうな感じだそうです。
ただ、新型コロナウィルス感染症の北海道内の感染拡大を受けて、この週末は、ツアー中止になったようです。
なお、スノーシューで往復5km程度歩きます。

話を元に戻すと
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写真真ん中、左から2番目の橋脚上部が崩落の可能性が高いようです。2つ先のように表面が崩落するだけで無く、アーチ部分もヒビが入っているようで、この部分のアーチ崩壊の可能性があるようです。
なーんて聞くと、また見に行きたくなっちゃうんだよね~

とにかく、初夏は車で林道(ゲート有)使ってそばまで行けて楽ちんですが、抜けるような青い空、一面真っ白な凍結湖面というのは、見てて気持ちが良いです。
またこの季節に来たいなと思わずにはいられないです。

行程の途中
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こーんなのもありました。
何だと思います?
クマゲラが虫を捕るために開けた穴だそうです。
キツツキって、木の上の方に穴を開けるんだと思っていたら、それは子育て用で、蟻とかの捕食用は、木の根元なんだそうです。近くには、表皮を剥がされた木もありました。
こういったことを、教えてもらえるのも、ガイドツアーの良いところです:-)

さて、今回は、車を転がすのがイヤだったので、全行程公共交通機関をフル活用しています。
帯広ー糠平間は十勝バス。
https://www.tokachibus.jp/2019/11/27/8916/
こんなパッケージがあって、バスを使う場合は、こちらがお得です!
でですね、タウシュベツ川橋梁ツアーは午前中で終わっちゃうのですが、帰りのバスは夕方。温泉浸かってるのもいいのですが、午後はアイスバブルときのこ氷ツアーを追加で申し込みました。

んでもって、コンデジ代わりのiPhoneが糠平の気温に耐えられず、shutdown。
暖めて復活させたりしましたが、アイスバブルを見るために表面の氷を溶かすのに、お湯をかける関係もあり、PLフィルター付けたデジイチの画像でここからはいきます。

きのこ氷。
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ま、ダム湖かつ冬場の発電で20cm/日ぐらい、凍結湖面が下がっていくので、切り株の上に、氷が乗っかって、こういった造形物が出来るそうです。世界でここだけらしい。
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こっちは崩れちゃったやつ:-)

お次はアイスバブル。
これは、前述の炭酸ガスが氷に閉じ込められた物だそうです。これも糠平湖ならでは。
まずは、ツアー参加者全員で、スコップを使って表層を雪をかき分け、凍結湖面を出します。
通常は、これで、アイスバブルが見えるそうですが、今年は年末の雨で氷が濁ってしまったようで、さらにアイスドリルで表面を荒削り。
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これで、アイスバブルがなさそうだと、また他の場所の雪をかき分けることになります...

お湯をかけまーす。
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ちなみに小分けのポットに、全部で5L分ぐらい持ってこられたそうです。ご苦労様です。
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ここまでくると、見えてきましたね:-)
ちなみに
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こーんなかんじで、結構楽しいです。
しかし、横着して、PLフィルターをプロテクションフィルターの上にセットしたので、24mmの画角だと周囲がおもいっきりケラレてますね(^^;
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ちょっとだけ、パラメーターをいじりましたが、肉眼だとこんな感じに見えます。
でもって、復活させたiPhoneで撮った画像を、ちょっといじりました。(別の場所です)
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こんな感じで、ちょっと神秘的です。ちなみに、肉眼ではこんな色合いには「まったく見えません。」残念ながら、もう、「写真」じゃないんだよね。

ちなみに、他の方の写真とか見てると、やっぱ、湖面がキレイな凍結をしているときに見てみたい!と思います。

気になった方は、来年にでも、実物を見に行ってみてください。
こちらも、スノーシューで往復2-3kmは歩きます。&雪かきの肉体労働付です(^^;

終わった後は、温泉に浸かって、普段使わない部分の筋肉を中心にほぐしておきます。普段から、通勤の往復で5km程度は歩いていますが、慣れないスノーシューを付けて、午前と午後合わせて8km程度歩いた後は、しっかりほぐしておかないと、翌日の楽しみがパーになっちゃいます。
ちんたらしてると、最終バスに乗り遅れちゃうので、のぼせない程度に切り上げてきました。
今回はガイドセンター近くの
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糠平館 観光ホテルで温泉に浸からせていただきました。
バスツアーの特典で入浴させていただける温泉の一つです(入れるのは一カ所だけです)。

んでもって、帰りのバス。
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帯広まで60kmを1時間40分かけて走ります。途中、上士幌の市街をぐるっと回ったりしてますけど、まあ極めて安全運転。途中、他の車にビュンビュン追い抜かれていきます:-p

ということで、今回の旅の目的の1つは、無事に楽しく果たせました。

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